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働き方改革を間違って導入しているオフホワイト企業とは?

更新日:

本日は、「働き方改革を間違って導入しているオフホワイト企業とは?」について書きます。

経営者や事業責任者や人事関連の方と会話していると、日本政府がいう「働き方改革」ってイマイチ腹落ちしないんだよなって言っています。

多くの場合「長時間労働の是正」についての違和感です。

過労死するほどの長時間労働はもちろん全くダメですが、経営者や事業責任者からすると「長時間労働の是正は根本解決にならないのでは?」と考え、その根底には「長時間労働の是正をしても売上利益目標の下方修正はしたくない」って思っています。

このトレードオフのような話に欠落していることについて解説したいと思います。

Wikipediaによると、オフホワイト企業とは、従業員を大切にしたいという思いが強いが、間違った働き方改革を推進したことで、逆にブラック企業に近づいてしまったという企業のことを言います・・・。
というのは冗談です。

オフホワイト企業というのは、僕が名付けました(笑)

 

働き方改革というのは単純にいうと「一億総活躍社会を実現するための改革」ということですが、
なぜ、政府が働き方改革を推進するのかといえば、日本人口が減少することで同時に労働人口が減少しますので、
労働力不足になるのは明らかだということです。

で、労働力不足を解消するには、

  1. 働き手を増やす
  2. 労働生産性の向上
  3. 出生率の向上

が必要で、そのための主要な施策が以下の3つです。

(A)長時間労働の是正
(B)正規非正規の処遇差の解消
(C)多様な働き方の実現

ということは、(A)から(C)が実現できれば、1〜3 が達成されるので、労働力不足が解消されるというロジックです。

 

オフホワイト企業の第1の特徴は、長時間労働の是正をしていることです

当然のことながら、過度な長時間労働は心の病気や心臓の病気などを引き起こす可能性があり最悪の場合は過労死となります。

政府は、時間外労働の上限について、月45時間、年360時間を原則とし、臨時で特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間(休日労働を含む)が限度だとしています。

ですから、長時間労働が是正されることによって、労働者は健康リスクを減らすことができるのは確かでしょう。

ここまではホワイトですね(笑)

 

オフホワイト企業の第2の特徴は、変に真面目だということです

つまり、株主に約束した売上や利益を守る、あるいは年率何%は増加したい、増加すべきと思うので、売上利益目標を下げることはありません。

どちらかというと、売上利益目標を下げるなんてことは「悪」だという認識すらあります。

 

オフホワイト企業の第3の特徴は、労働生産性への関心が希薄だということです

上記のロジックから見れば、(A)から(C)が実現できれば、労働生産性が向上するということですが、はたしてそうでしょうか?

労働生産性は、端的に言えば、どれくらいの労働力(労働投入量)でどれくらいの成果を上げられるのか(付加価値を見いだせるか)ということなので、
労働生産性を向上させるには、労働力を減らして成果を維持するか、
労働力を維持して成果をあげるという2つの方法しかありません。

労働力を減らして成果をあげるという素晴らしいパターンもあります。

確かに、長時間労働が是正されて、成果(売上や利益)が維持されれば、労働生産性は向上します。

でも、労働生産性は長時間労働が是正されるだけでは向上しないのです。

労働生産性を向上させるには、以下のような取り組みが必要なのです。

・業務の可視化

・全体最適と個別最適のバランス

・自動化

・テクノロジーの活用

・業務プロセスの改善

・個々人のスキルアップ

・ノウハウの相互活用

・アウトソースとアウトタスキング

・無駄な会議をやめる

・適材適所

・従業員のワークエンゲージメントやチームエンゲージメント

・従業員のモチベーション

オフホワイト企業はこれらの取り組みをせずに「長時間労働の是正」だけを実施していることが多いのです。

「長時間労働の是正」だけが実施されると、当然のことながら、投入するリソースが減るので、売上や利益は減少することになります。

 

オフホワイト企業への第一歩!?

オフホワイト企業は、変に真面目な企業なので、売上や利益の目標を下方修正はしません。したくもありません。

確かにしないほうが良いでしょう!

 

真面目な企業であれば、労働生産性の施策も真面目にやると思うのですが、変に真面目な企業は残念ながら「労働生産性施策」がすっぽり抜け落ちている企業が多いのです。

 

「そんなことない! うちは取り組んでいる!」

という企業も多いと思います。

 

でも、やっているつもりでも、数字に表れるほどの労働生産性は向上していないのが実情です。

しかも、労働生産性施策の前後で具体的な数値でその効果を測定している会社はとても稀です。

 

ちなみに、労働生産性が低いのは日本企業の特徴で、主要先進7カ国では、約50年間最下位です。

 

ですので、安心してください!

労働生産性が低いのはお客様の会社だけではありません(笑)

 

冗談はさておき、長時間労働が是正されて、当初の売上や利益の目標を下方修正しないとなるとどうなるか・・・。

 

ホワイト企業のつもりが、オフホワイト企業に・・・

変に真面目な会社には、変に真面目な従業員がいて、自分がサービス残業をすれば当初の売上や利益の目標を下方修正しなくても済むということになり、同僚の彼・彼女がそうしているのであれば、自分も少しぐらいのサービス残業で文句言ってはダメだなって・・・。

互いに空気を読みながら、それを言っちゃいけないよねってことになり、どんどん経営者や事業責任者が知らないうちに、オフホワイトになってしまいます。

マネージャーは、当初の売上や利益の目標を達成するために、チームメンバーは頑張ってくれていると美しい誤解をしたくなっています。

 

こうやって、長時間労働が是正して働き方改革を実施しているホワイト企業のつもりでも、実際はブラックに近づくオフホワイト企業になってしまっているのです。

 

オフホワイト企業にならない決め手はやはり労働生産性の向上

オフホワイトがブラックにならないようにするためには、やはり「労働生産性の向上」しかありません。

最小限の労働力で最大の成果を出すにはどうすればいいのかを脳みそが焼けちゃうぐらいに考えるのです。

よく、ちょっとした改善じゃなくて改革や変革をしたい場合は、とんでもない数値目標を立てたり、「大改造!!劇的ビフォーアフター」みたいに大きな制限があると良いと言われています。

例えば、「週休4日にして成果を維持するにはどうすればいいのか?」と考えるのです。

そんなことできるわけない!って思いがちですが、それほど突拍子もないゴールを設定した方が、意外と突拍子もない施策が出てくるかもしれません。

 

例えば、当社がお客様に良く言う施策の例は、こんな感じです。

  • マネージャーが管理するメンバーは最大で8名にする
  • マネージャーは必ず週に一度メンバーと1時間の面談を行う
  • マネージャーは週に一度8名と1時間の面談をするので実質週4日しか働かない
  • 面談時間の60%は業務の話をしない
  • 面談時には過去の評価はせず、未来の話をする
  • 面談の目的はメンバーのパフォーマンスの最大化だと肝に命じる

マネージャーが実質週4日しか働かない!?

そんなのあり得ない!ってなりますが、そのあり得ないことをやってみて、チームの生産性が向上するのであれば継続すればいいだけのことです。

うまくいかなければその施策はやめて違うことを考えればいいだけです。

やってみないことには分からないのですから・・・。

 

 

オフホワイト企業にならないためにポジティブチェンジ

皆様の会社は、間違った働き方改革を推進してオフホワイト企業になっていませんか?

オフホワイト企業にならないための解決手法の一つとして「ポジティブチェンジ」があります。

ポジティブチェンジは従来の常識的な解決策とは違い全く新しい解決手法です。

ポジティブチェンジをすることで、ポジティブな組織を創ることができ、生産性が30%程度は向上します。

 

8月21日(水)に「ポジティブ組織の創り方セミナー 〜課題解決の新手法 ポジティブチェンジ〜」と題したワークショップを日比谷図書文化館で開催しますので、もしお時間があればご参加ください。

 

ポジティブ組織の作り方セミナー

日時:9月25日(水) 19時〜(受付 18:30〜)
開催場所:日比谷図書文化館
経営者・事業責任者・人事関連部門の方 参加費無料

▼参加お申し込みはこちらからどうぞ▼
無料(経営者・事業責任者・人事関連部門の方)
1万円(上記以外の方)
https://peraichi.com/landing_pages/view/positive-change-seminar

 

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